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週マガ12号読み切り 聲の形 感想

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【衝撃作】 週刊少年マガジン(12号)の特別読切「聲の形」(こえのかたち)は必読です。とにかく凄い作品です:together

今週のマガジンの読み切りが衝撃的だとネットで空前の大反響!!!!:ニュー速VIPブログ

今週のマガジンの読み切り『聲の形』がとにかくすごい作品だった - ゴールデンタイムズ

※リンク先、核心に迫るようなネタバレは無し。簡単なあらすじを知りたいなら2個目のニュー速VIPブログがいいかと。


 と、話題に出て気になったので、普段ジャンプとサンデーしか読まない僕がマガジンを買ってみた。大した感想ではないが、ネタバレになり得るので追記にて感想↓を書いてみた。


 「マガジンでしか読めない 何よりも純粋な青春がここに!!」(表紙宣伝文句より)

 これを純粋な青春と形容するのか。あまりに酷な気が。

 作品自体は良かった。この読み切りの為だけに260円払ったわけだが、満足。内容は生々しい。読み切りの大部分を占めるいじめシーンは心にくる。リンク貼ったtogether記事内でも触れられていたが、人気放映中の「琴浦さん」を想起させるような起・結の仕方。琴浦さんにとっての真鍋くんのような存在が、西宮さんにもいて欲しかったが、そんな理解者は現れず。いじめられても教師はおろか、お母さんにすら伝えずに自分で解決しようとしていたんだろう。結局想いは誰にも伝わらず、彼女は転校。5年後にやっと想いが報われるわけだが。異質を疎ましく思う人間の醜さと声で伝えられない彼女が取った働きかけの健気さが胸につまるような作品。フィクションだからこういうハッピーエンドなんだろう。西宮さんも石田くんも先生も他の生徒もどこか異常だ。それにより違和感があるが、ただの現実とのギャップから来るものであり、良い作品であることには間違いない。また、週間より先に違う種類のマガジンにて、より長いページ数で連載されたらしいが、今回の長さでも十分良さが伝わるでしょう。

 この物語はどう捉えるべきなんだろう?痒くなるような表現だが、コミュニケーションの大切さだろうか。まぁ少なくとも深刻ないじめの実態や、障害者に対する差別の現状とかではないだろう。私事だが、つい先日知人にとある縁を切られてしまった。それはメール一通で告げられた。僕は今まで、例えばtwitterなんかはブロックボタン1つで他人との関係を失くせるという点で、ネットの方がリアルよりも関係が簡易で、取捨しやすいものだと思っていた。けど先の件で思い直した。結局は他者と関わり合いたいかという意思が、働きかけがあるかどうかで、そこにはネットもリアルも無いんだ、と。そういった想いがあること、そしてそれを相手に訴えられるという環境はとても尊いものなんだろう。別に声という媒体でなくとも、文字だろうが絵だろうが、時には無言も形になるだろう。西宮さんと石田くんが取ったような喧嘩や手話だってそう。知人は僕と関わり合いたいという気持ちが無くなり、そんな僕も西宮さんのようにひたむきに相手に働きかけるような気にはなれなくなった。意志があって始めてコミュニケーションができるのだと僕は思う。

 いい読み切りだった。編集者が試行錯誤して掲載にこぎつけたみたいで、そういった努力の成果としてこういう作品が読めたのは有り難い。こういう掲載コードとでもいうのか、載せちゃダメなラインってよく分かんないな。エログロがダメぐらいなら分かるけど。

 ネットの反響はどうだろうか。いい作品だと言うのは分かるが「一人でも多くの人に見て貰いたい」ってほんと!?と思ってしまう。さっき無理矢理捉えようとしたが、この作品から伝わることはあっても、作品が、作者が積極的に伝えたいことなんてあるのだろうか。多くの人になぜ見て貰いたいのだろう。単純に「いい作品だから」なら納得するけどね。


追々記
 しっかりした解説もネットに出てきた。以下のリンクなど丁寧に感想が付いていて参考になるものかと。

「聲の形」たとえばそんなメルヘン!:ヤマカム

 このブログに対して本作で検索かけて訪問してくださった方が多くて驚いてる。しかし以上の様に大した感想も書いてないので、申し訳程度だがこのリンクを付すことにしたw 本作の内容は難解なものでもなく、描写がすべて解説してくれていたことから、そういった説明は要らないと思っている。つまり解釈記事の存在が必要ないということ。またメッセージ性があるという記事も見かけたが、どんなメッセージがあるのかを具体的に説明しているものではなかった。障害について?いじめについて?僕はそうは思わない。先程も言ったが、受け手がそう取ったなら構わないが、作品自体にメッセ―ジなど無いと思っている。声で意思疎通できない2人ができるようになるまでのハートフルストーリー、これが僕の本作に対する認識。


さらに、良い記事を紹介。これだよこれ。

『聲の形(こえのかたち)』を読んだ1級身体障害者の私と、喧嘩をしよう


「聲の形」連載が決定したそうな。

漫画「聲の形」 週刊少年マガジンで連載決定 - ねとらぼ

 連載化はそこまで悪くないように思う。読み切りでは2人が会話を始めた時に終わりを迎えた為、その後の展開も見てみたい。また、描写が必要無い程補えていたとはいえ、展開の速さや空白の期間の描写が合っても良いだろう。それに本作は学園モノだし、長くすること自体はさほど難しくないだろう。

 読み切りが連載化となれば、蛇足になるのではないかという不安がうかぶのは仕方の無いことのように思う。ただ、読み切りとはその数十ページで一時的に完結させるように作られたものである。連載用に作られたとなれば、より満足度の高いものになる可能性も十分にある。ただ、物語のヤマは読み切りの時点で越えた感もある。「琴浦さん」が真鍋くんを見つけたように、西宮さんは石田くんと話すことができたのだ。

 聲の形に今後も注目していようと思う。

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  1. 2013/02/21(木) 01:11:07|
  2. 作品感想
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

ご紹介ありがとうございます!

さらに、良い記事として紹介いただいた記事のブログ「だいちゃん.com」の管理人でフリーライターのだいちゃん(∀)です!

私もマガジンの宣伝文句(笑)に煽られて読み切りのみの為のお金を払いました! それでも満足です。おかげで自分の納得の出来る記事を書く為のインスピレーションを与えてもらえる作品だったので。
  1. URL |
  2. 2013/03/03(日) 02:09:14 |
  3. だいちゃん(∀) #Lz4DhY6o
  4. [ 編集 ]

>だいちゃん(∀) さん

コメントありがとうございます(^^)!

ですね、ネットの反響と言い、これは見ずにはいられない作品でした。この作品見て僕が作品の肝だと思っていた部分を、だいちゃん(∀)さんのブログでは、ご自身の体験と併せて説明なされていて素晴らしく思いました。
  1. URL |
  2. 2013/03/04(月) 18:43:07 |
  3.  yamaapq / やま #-
  4. [ 編集 ]

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