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アニメ、ゲーム(スクフェス, 天鳳)の感想など。

リゼロ観てから膝枕欲求が高まった僕がたどり着いた「耳かき屋」という正着。


 『耳かき屋さん行きませんか?』


 秋は知らぬ間に始まり、知らぬ間に終わっていた。寒さを覚え始めていたところにこんなお誘いをもらった。


 「行こう」


 追記へ続く。画像は拾い物。


■青天の霹靂

 この誘いにはとても驚いた。偶然にしてもこんなことがあるのかと。深層心理を見抜く眼の持ち主なのか、神様のいたずらなのかは分からない。しかし事実としてこの誘いはあったのだ。僕の答えは勿論「Yes」だ。





 こんなことを呟いていた。3年も前にだ。当時の心情は覚えていないが、思い当たる節として「よく使っていた耳かきを失くした」ことが挙げられる。旅先でふと買った耳かきだったが、かきかき力が異常なものでかくもの全てを取り除いた、そんな耳かきを僕は重宝していた。

 だが失くした。失くしてしまった。新たに代わりのものを探すも、どれも駄目だった。その神器に敵うものには出合えなかった。そうして今に至る。つまり耳を満足にかけない生活を3年もの間過ごしていたのだ。日々「耳かき欲求」は高まっていた。

 そう、耳をしっかりとかきたかった。かいてもらいたかった。ただそれだけだ。やましい考えなど何一つなかった。







 ごめん。やましかった。



 耳かき欲求に続いてあったのが「膝枕欲求」である。


 前季アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)」をご存じだろうか。とても面白いアニメなので時間があったら視聴を勧めたい。ここで取り上げたいのは8話「泣いて泣き喚いて泣き止んだから」のとあるシーン。ネタバレ注意。


 詳しい内容は省くが、から元気を見せる主人公を見かねて、ヒロインが膝枕をした、という論理整合性がとても高いシーンだ。

7fbe91d6.jpg


 主人公は強がっていた姿から一変、弱音を次々と吐き出し、涙をボロボロと流し、果てには眠りについた。

 冗長な文はもう書かない。心底羨ましかった。



■本編

 耳かき屋は東京にあった(どこかなんて検索すればすぐ出てくるけどここでは全て伏せます)。駅から10分程歩き、たどり着いた雑居ビル内にそれはあった。外観は小汚い感じだ。見た目は完全にそういうお店。

 階段をあがり受付兼待合室に入る。中の雰囲気は普通、ただ綺麗とは言い難い。受付(おじさん)を済ませた。指名有無は聞かれず、時間(コース)を伝えてお金を払った。だいたい30分3000円、60分6000円弱。

 60分コースにした。僕はコミュ力ある方ではないので、60分も延々耳かきされてたら気まずい時間をいくらか過ごしてしまうのではないかと当初不安だったこともあった。しかし事前調査によると、耳かきだけでなく体のマッサージもあるとのことで60分はちょうど良いとのことであった。せっかく県をまたいで来たわけだし(何やってんだとか言わないで)、60分コースに心を決めた。一緒に来た友達も同じ。

 待合室に1人お兄さんが待機しているくらいで全く混んでいなかった。ちなみに行ったのは土曜の日中。

 案内されたのは別部屋。薄暗く、かといって怪しいというよりはアジアンテイストな茶や橙で色構成されていた。広めな室内はすだれの様なものでくぎられているだけで、個室とは呼べないものだった。

 耳かきをしてくれるのはなんと女性だった(すっとぼけ)。本文ではエミリアにちなんで"Eさん"と呼称することとする。容姿は関係無いことではあるが、気になる方もいるかもしれないので一応個人的な所感を述べると、黒髪ミディアムヘアーでかわいらしい方だった。身長は恐らく158cmといったところだろう。

 まず飲み物の希望を聞かれる。「熱いお茶で」。出されたそれを半分ほど飲み、おしぼりで手を拭く。

 『どうぞ』の声がかかる。ベルリンの壁が破壊された日があった。フセイン像が倒された日があった。歴史は一歩一歩、ゆっくりと、でも確かに踏み出されていく。僕の答えは勿論「Yes」だ。

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 上イメージ画像とは異なり、Eさんに対して垂直になる構図だった。つまりかき手の膝の方向にかかれ手の体が伸びる図になる。左右の耳を交互にかきわけるのだが、僕は左耳をまずかいてもらうように動いた。左脳は理論、対する右脳は感覚という諸説に基づくと、僕の無意識な動きは右脳をかばう為だったのではと自己分析できる。

 感想としては柔らかくはない。しかし固くもない。ちょうど良い。緊張は一気に消え、安心感がそこにはあった。今までの人生を思い起こすと膝枕された経験はパッと思いつかなかったので多分初めてだろう、そういうことにしとく。

 まずは耳を拭かれる。分かる。 僕の髪は耳に若干かかるほどではあるが、それを耳からのける様にやさしく外側へなびく。

 そして耳かきが始まる。

 これはなかなかどうして癖になるかもしれない。「耳の中」という人間の弱い部分トップクラスを他人に預ける恐れは緊張に繋がっていたが、そこに膝枕という安心感で緩んだ筋肉、気持ち良い耳かきが合わさる。緊張から快楽への相転移を表現するのに僕の語彙力は圧倒的に不足している。

 数年前にいたましい事件(耳かき屋店員が客に殺される)があったが、そういう勘違い輩が出てきてもおかしくない。明らかな吊り橋効果がここにはある。

 たわいもない話をEさんと交わした。平日は仕事帰りのリーマンで結構混む、耳かきに資格は無い、研修を何時間もする、寝る客も結構いる…etc. 隠れオタクなのでアニメとかの話はふらなかったけど、趣味を聞かれて麻雀と答えたら、偶然にもEさんも麻雀をするとのことで少し盛り上がった。ちなみに一緒に行った友達の方はオタクだったらしいのでアイドルの話とかしたらしい。

 誘われて来たという話をしたら『なんて言われて誘われたんですか?』と聞いてきた。ハッとした。そういう男の下心を探る誘い文句で来たのかを聞きたい、ついでは耳かき屋としての他己視点(どう見られているか)が気になる、そんな質問心理が読めた。僕も大衆に認められることをしに来たとは思っていないし、彼女も同様なのだろう。僕は無難に答えた。「耳かきされるのが気持ち良いと聞いたのでw」。

 先ほどすだれの様なもので遮られていると言ったが、周囲の声は全く気にならない。大声の客がいるとかなら別だろうが、僕自身は耳を片方膝で塞がれ、もう片方はかかれているので耳がそんなに機能していない状態であることが理由のひとつ。そしてもうひとつはかき手の声が小さいからだ。意識的にだろうが、僕にしか聞こえない程度の声量だし、耳をかくので、自然と顔は耳に近づいている。また、今回一番の当たりはEさんがウィスパーボイスだったことにあった。言葉が発せられる度に優しく脳が震えた。

 耳かきを終えると産毛処理(めっちゃくすぐったい)し、耳回りを軽くマッサージ。参考程度に、頭を上から押し付ける感じのものもありました。あと書くのがややはばかれるけど、さらっと指を入れて生かきされた。これはすごいドキッとした。

c00f1276.jpg

 最後に耳に息を吹きかけられて終了。何してんだよほんとありがとう。

 向きを変えて今度は右耳へ。内容は左耳と変わらないので割愛。ただ今度は会話があまり無く、耳かかれに集中できたのでこれはこれで良かった。ただ指でかくやつがこっちの耳は無かった。気分次第なんですかね。


 次は仰向けになって、手のマッサージ。なんかめっちゃ塗りたくられてなんかめっちゃマッサージしてた。指にぎにぎされる感じ。最後に肩周辺のマッサージをしてもらう。膝枕→指→肩と距離"感"が徐々に離れていくので現実に徐々に戻っていく様にしているのは変な気を起こされない為の対策かな。


 そんなこんなで終了。耳かき45分、他15分くらいかな、体感。あっという間の60分。ほんとチキって30分にしなくて良かった。自分が当初考えていたことと実際のギャップ比較。


【値段】妥当 ⇒ 妥当 (想像 ⇒ 現実)
【会話】続くかなぁ… ⇒ 続く。話さない人もいる(「耳かかれに集中します」という人もいるw)とのこと。
【耳準備】自分汚すぎるかも ⇒ どっちでも良いとのこと。僕は「かきがいがある」と言われた。
【腕】素人だったらどうしよう… ⇒ 資格は無いが十分では(自己判断不可)。別店のコスプレ耳かき屋とかは分かりません。
【女性】 ⇒ 女性客もそこそこいるとのこと。

 他注意点として、美容室シャンプー時同様に「顔は薄い紙の様なもので覆われる」、「頭のマッサージで髪ボサボサになるので嫌なら事前に言っておく」など。百聞は一見に如かずということなので気になる人はまず行ってみると良いと思います。そこまで高いわけではないし、追加料金などでぼられるシステムではない。

 僕はとにかく満足した。望むものがあの怪しげな雑居ビルにはあった。膝上にあった。耳奥にあった。では、この気持ち悪い文を最期まで見てる人がいるかは分かりませんが以上です。

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  1. 2016/11/23(水) 22:48:09|
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